「蒼炎（ソウエン）」はメガミバトルにおいて圧倒的ボリュームとパワーで発売直後から多くのプレーヤーに高く評価された「皇巫 スサノヲ」の強化バリエーション型である。
皇巫シリーズに採用された“AUVフレーム（Accel Unleashed Vanguardフレーム）”の出力はスサノヲの重装備をもってしても余裕のある設計で、追加の光学エフェクトジェネレータを組み込むことが可能となった。これは朱羅桜鬼忍者で試験採用された装備の正式採用版である。

炎を纏うかのような光学エフェクトにより絶対零度の超低温冷気を発生し、主兵装大剣「フロストバイト」の斬撃は敵の機動力を一時的に下げる「凍結」の状態異常を引き起こす。
追加装備のフローズンエッジと換装された透明のシャープハンド２は相手との混戦密着状態での優位性を向上させるなど、更なる攻撃力の付加とメガミ全体でも珍しい冷属性特化のセッティングとなった。
一方エフェクトの噴射によって生まれる推力は蒼炎の重量を軽々と持ち上げ、その発生部位を切り替えることで素早い姿勢制御が可能となる。これによりスサノヲが不利とされていた空中機動力が大幅に引き上げられた。

スサノヲの攻撃力を大きく向上させた蒼炎の光学エフェクトジェネレータだが、性質上バトル中は激しい発光によって常に敵に自分の位置を教えることになり、それゆえ隠密性は無きに等しく射撃タイプのメガミとっては格好の的になってしまう。
バトル初心者に迂闊に薦めてはならない「じゃじゃ馬」ともいえるこの機体を塗装やカスタムによってどう変化させるか、メガミマスターの腕の見せ所と言えよう。