「紅蓮（グレン）」は「皇巫 スサノヲ」の強化バリエーション型である「蒼炎」と対となる機体として開発された。
皇巫シリーズに採用された“AUVフレーム（Accel Unleashed Vanguardフレーム）”の出力はスサノヲの重装備をもってしても余裕のある設計で、追加の光学エフェクトジェネレータを組み込むことが可能となった。これは朱羅桜鬼忍者で試験採用された装備の正式採用版である。

蒼炎の冷気とは正反対のチューニングが施され、立ち昇る炎のような光学エフェクトにより超高温を発生し、主兵装大剣「ヒートヘイズ」の斬撃は敵の防御力を一時的に下げる「焼夷」の状態異常を引き起こす。
今回クリアカラー光学エフェクトパーツに新色が追加されたことは素組み派、部分塗装派にカスタムの幅が広がったのは確かだろう。
一方塗装派ユーザーはエフェクトパーツを綺麗なオリジナルカラーにしてしまうため、以前から一部指摘されていたメガミバトルにおける属性判定の曖昧さへの不満の声がますます大きくなり、運営側はプログラムの更なる多様化と強化を施さざる得ないきっかけともなった。

バトルシーンでは「氷と炎」相反する２つが揃ったことで蒼炎と紅蓮の武装を半身ずつ装備した機体で挑む例も多く見受けられた。
その圧倒的強者感は誰しも一度は空想し浪漫に満ち溢れてはいるが、瞬時にバトルスタイルを左右で切り替えるには非常に高いスキルと経験が求められるため、あっけなく撃沈するプレーヤーが続出したことも付け加えておきたい。