ストラーフ666　「ヴェルゼブブ」

闇市場でのみ流通している違法機体。
公安の設立により、メガミデバイスを用いた犯罪行為は大きく取り締まられるようになった。力ずくで対抗しようにも専用に開発された超高性能メガミ、特に犯罪者勢力をして反則機体と恐れられた特務機体・アーンヴァル616は違法改造機であっても手も足も出ないほど隔絶した性能を誇り、このままでは活動もままならないと各組織が協議した結果、裏ルートにメガミデバイスを流し利益を得ている企業の一つ、UIアームズに対抗機種の開発を要請するに至った。その結果完成した機体である。

化け物レベルの公安所属機に対抗するために要求性能は非常に高く、また彼らがアーンヴァル系列を主軸に運用している事を鑑み、ストラーフ系列の機体をベースにする事を必要条件として発注された。
先端技術が惜しみなく投入されているが、自社の技術のみでは要求性能を満たせなかったために技術盗用まで行われている。さらに違法行為に用いる事が前提なためにAIも改竄されているなど、生まれながらの犯罪者メガミと言える。

コンセプトとしては殲滅力を重視しているが、サブアームユニットは火器管制デバイスへと変更されており、見た目以上の汎用性も有する。ビーム砲を内蔵した「ショヴスリ」、点火力・面制圧両面で高い殲滅力を持つ「ラーファガ・トルペード」、範囲内を焦土と化すナパームボムと、標準で装備した武装だけでも圧倒的な破壊力を誇るメガミとなった。公安の主力量産機・スナイプ50に黒星を付けたのもこの機体。

総合的な戦闘力は正に仮想敵である公安のアーンヴァル616にも匹敵する程だが、あちらとは違い「商業利用を度外視した専用設計モデルの構築」までは流石に至らず、機体各部が性能限界を超えてしまっているために継戦能力や動作安定性などに爆弾を抱えている、色々な意味で「歪んだ高性能機」である。

お値段もかなり洒落にならないレベルとなっているが、危ない橋を渡っている以上徹底的に恩を売っておきたいUIアームズは、なんと初期生産分を無償提供。その結果大小個人問わず様々なアングラ勢力の手へと渡り、現地改修型や野良メガミ化する個体などが生まれる事となり、公安に限らず多くのマスターが混沌とした争いに巻き込まれる大きな引き金となった。

使用パーツ
●悪魔型ストラーフ　bis　●カオス＆プリティ　クイーンオブハート　●ヘキサギア　ジーク・スプリンガー　●MSG　ユナイトソード　●MSG　ロケットランチャー＆リボルバーランチャー　●ヘヴィウェポンユニット　アクティブマイン